新卒の皆様、仕事には慣れましたでしょうか?
理系です。
今日は文系寄りの話です。
なんか、今回の記事のタイトル、新書とかにありそうですね。
- 七五三問題とは
- 採用時に企業が嘘をついている?
- 転職しにくい空気が余計に企業の詐欺を助長している気がする
- 法律が遅れているのか、あまり知られていないだけなのか
- ガイジ新卒もいるけど、変われない企業も問題だと思うの
七五三問題とは
七五三問題をご存知でしょうか。
三年以内に仕事を辞める割合で、中卒が7割、高卒が5割、大卒が3割というところから七五三問題と呼ばれています。
下表は毎年の新卒で3年以内に辞めた人の割合を示しています。
綺麗に7割5割3割ではないですが、それに近い割合の人が三年以内に辞めている状況が長く続いていることが分かります。
引用元
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html
最近話題のツイートに気になる表がありました。
※出典
こちらの表は今年度の新卒が辞めた理由とその割合を示しています。
これを見て、「最近の若い奴は根性がない」と嘆く方もいらっしゃると思います。
しかし、根性がないと嘆くような理由は二番目以降の理由ではないのでしょうか。
採用時に企業が嘘をついている?
20代の若造の私が今回強調したいのは、1番目の理由「聞いていた話と違う」です。
賃金・勤務時間・勤務地・配属部署など様々な点で「聞いてないよ!」となり、やめてしまうということです。
これは果たして100%新卒が悪いのでしょうか?
例えば、「残業はありません」と言われたが、実際に働くと「月残業100時間以上」。「年収500万」といわれたが、実際の年収は「300万」。
これで辞めたら労働者の責任になるでしょうか?
「働く前に調べれば防げる」という意見もあるかもしれませんが、仕事を探す側は、企業側が提示する資料でしか労働条件を知ることができません。
その企業が提示する労働条件の資料の真偽を確かめる術なんてありません。
人事に問い合わせたって、企業内で口裏を合わせさえすればうそをつくことができます。
もう防ぎようがありません。
転職しにくい空気が余計に企業の詐欺を助長している気がする
さらに、短期間で仕事を辞めると、どんな理由であれ、職歴となり、再就職時に、問題があると判断されて不利になってしまいます。
この風潮があれば、一度その企業に就職してしまうと、「すぐに転職すると社会的に不利になる」と恐れて、不満があるけれども辞めれないという状態になってしまうことが考えられます。
辞めれない空気→ストレス過剰→鬱→辞めざるを得ない状況になるが、再就職が難しい精神状況に
ブログ等でよく見る鬱で仕事辞めましたという人の何割かはこのパターンだと思っています。
法律が遅れているのか、あまり知られていないだけなのか
オレオレ詐欺の犯人は逮捕されますが、企業の求人詐欺は許されるのでしょうか、より良い労働条件を求めて転職することは、なぜ悪いことのように言われてしまう風潮があるのでしょうか。
この辺の点について労働者を守る法律とかないのかなーと思ったり・・・私は知らないです。
ガイジ新卒もいるけど、変われない企業も問題だと思うの
希望の勤務地に配属されなかったという理由で、人事の前で泣き出し、やめたいと毎日連呼しているガイジ新卒(アイドルに会うために東京配属がいいと言っているらしい)が自分の会社の今年の新卒にいますが、そういうケースは、企業研究などの就活を頑張らなかった本人のせいだと思います。
そんな新卒が辞めるのはまあ、仕方ないとして
でも、企業が嘘をつかないと人が集まらないってのも異常ですよね。
企業が未だに理不尽であっても耐え忍ぶのが一番損をしないと信じられている事なかれ主義だから、わざわざ「働き方改革」とか言わないと変われないんだろうなと思いました。
就活中の皆さん、求人詐欺にはご用心。と言っても防ぎようないですけどね。