理系だもの

日常起こったことについて、誰もが何かしら自分の意見を持つと思います(そのことが自分にとって良い・悪い等)。しかし、働いていると、同じ目標を目指すため、周りに合わせねばならないという風潮に従わざるを得ないです(これが団体行動の良い点でもあり悪い点でもあります)。せめてブログでは、自分の思ったことをのびのびと書きたいと思い、始めました。文章を書く訓練もかねて、分かりやすい記事を書くよう努力します。テーマは主に最近話題のもの・ことに対する解説+意見。たまに中の人の旅行記事、衝動に任せて書いた物申す記事を書きます

食中毒の時期だからこそ、除菌グッズブームに一言申し上げたい

O-157の季節になりましたね。
毎年思うのですが、集団食中毒って、消毒剤の不備が原因というよりも人為的エラーが原因のケースの方が多いと思うんですよね。
生肉を切った包丁(まな板)をそのまま野菜などの他の食品を切るのに使ったり、生肉を触った箸を食事に使ったりなど、生肉・生魚はO-157以外にもアニサキス等の寄生虫が怖いですから、この辺のミスが結構大きいのではないのかと思います。

O-157は大人ではあまり症状が出ない(下痢程度)ですが、免疫の弱い子供やお年寄りでは重症化しやすく、強い腹痛・下痢(血が混じることも)を引き起こします。

最近、食材用洗剤という物が販売されるくらい、食の衛生に興味を持つ人が増えていると思うのですが、ここで気をつけておいて欲しいのが、「消毒に持続性はない」ということです。99.9%除菌効果のある消毒液に漬けた包丁は何にも触れなければ99.9%除菌されていますが、食材に触れてしまえば、食材に含まれる微生物に汚染されます。そのため、除菌した包丁で肉を切り、そのまま洗わずにその包丁で生野菜を切ると、包丁を介して肉に含まれた微生物に移ります。
そのため、除菌グッズ使ってるから安心というわけではなく、使うべきタイミングで除菌グッズを正しく使えば安心ということなんです。(多分この辺の誤解はCMの過剰広告のせいな気がする)

万が一、家族に感染者が出たらどうするか、とりあえず病院に行ってください。その際に絶対に自己判断で下痢止めを飲まないでください。O-157の症状はベロ毒素という細菌が産生する毒素が原因で、下痢はその毒素を体から排出しようとして起こる生理反応です。
うつるかどうかというのも不安な点だと思います。O-157は患者の便を通じて感染することが知られています。しかし、食糞なんかしないよーと思う方が多いと思うんですよね。便を通じて感染するパターンとしては、「患者の使ったバスタオルを他の人が素手で触り、同じ手で何かを食べた」「患者の便が付いた下着を他の洗濯物と一緒に洗い、その洗濯した服に触れた後、その手で何かを食べた」があります。うつらないようにするポイントは患者の物に素手で触れない。便の付いたものは他の物と分けて洗うです。

除菌グッズ、消毒薬は持ってれば安心ではなく、正しいタイミングで正しく使えば、効果があるということ、感染者が出ても適切な判断をすれば感染拡大を防ぐことができるということだけでいいので頭に入れていただきたい。