理系だもの

日常起こったことについて、誰もが何かしら自分の意見を持つと思います(そのことが自分にとって良い・悪い等)。しかし、働いていると、同じ目標を目指すため、周りに合わせねばならないという風潮に従わざるを得ないです(これが団体行動の良い点でもあり悪い点でもあります)。せめてブログでは、自分の思ったことをのびのびと書きたいと思い、始めました。文章を書く訓練もかねて、分かりやすい記事を書くよう努力します。テーマは主に最近話題のもの・ことに対する解説+意見。たまに中の人の旅行記事、衝動に任せて書いた物申す記事を書きます

バナナの皮で滑る物理学的研究とiPS細胞の分子細胞生物学的研究、科学の成果という意味では平等だと思うの

ファミリー向け記事でカオスなタイトルすいません。
極端な例がこれしか浮かばなかったんです。
夏休みといえば自由研究ですね。

研究テーマでかっこつけるな

自由研究どうしたらいいんやー
とお困りの親御さんが大量発生していると思うのですが、テーマでカッコつける必要はないと思いますよ。
世の科学者には、階段でパンチラが数学的に可能かとかいう研究で飯食っている人もいれば、バナナの皮で滑って転ぶという漫画の描写を物理学的に研究して、それで飯食っている人もいるんです。
要するにお子さんが興味を持ったことなら何でもいいわけです。

お子さんの興味を重視したテーマ選びが成功の秘訣

それこそ、雲は何でできたり消えたりするの?とか、空の色が何で青くなったり赤くなったりするの?でいいんです。
科学のトレンドに乗ったカッコいいテーマを親が提供して子供が興味なしでは、いい成果が得られませんし、子供達にとって苦痛でしかありません。
お子さんの普段の言動に注目して、何故?何?という疑問を見つけてあげましょう。
また、お子さんがこれをやりたいと言ってきた場合、大人からすると、ちっぽけなテーマだったり、自明なテーマだったりするかもしれません。
でも、否定しないことが大切です。
親がかっこつけるための自由研究ではないので。

身近な例を1つ

例えば、皆さんはポップコーンが弾ける仕組みを説明できますか?
何故スイートコーンはポップコーンにならないのに、ポップコーン用のコーンはポップコーンになるのか考えたことはありますか?
「ポップコーン用のコーンだからポップコーンになるんだよ頭腐ってんのか!」という主張は無視させていただきます。
ここで思考停止するのではなく、両者の違いと熱を加えるということがどういうことかを考えるのです。

スイートコーンとポップコーンの違いを考えてみると、真っ先に思い浮かぶのが硬さの違いだと思います。
スイートコーンは押しつぶすと水分が出て潰れますが、ポップコーン用のコーンは潰れません。
そして、スイートコーンと比較してポップコーン用のコーンは乾燥していると思います。
これはどういうことかと言いますと、スイートコーンには水分を含んだ柔らかい層が多いが、ポップコーンには水分を含まない硬い層が多いということです。
(後で調べてみましたが、本当にそうでした)

次に、加熱をするということはどういうことかを考察します。
ポップコーン用のコーンにも、スイートコーンにも水分つまり水が含まれています。
水を加熱すると、沸騰し、水蒸気になります。
水が水蒸気になる時に体積が約1700倍になる事も学校で習っているのではないでしょうか?
そのため、コーンの中でできた水蒸気は外に逃げようとします。
スイートコーンは柔らかいので、水蒸気は逃げることができますが、ポップコーン用のコーンは表面が硬いため水蒸気が逃げることができません。
水蒸気が1700倍に膨れるパワーに負けて弾けるってわけです。

高校生で習う状態方程式というものを使って、水分量が1 mLの千分の1、柔らかい層が1 mLの百分の1と仮定した場合、かなりラフな計算ですが、およそ10数気圧の圧力がポップコーン用のコーンの硬い層にかかるという計算になりました。これは耐えられんわ…

終わりに

こんな些細なことでも、お子さんが興味を持って脳に汗かいて考えてくれるなら、立派な研究です。
親のエゴを押し付けたら駄目ですよー調べるのは子供ということを忘れてはいけません。

どうしても科学のトレンドに乗りたいって言うなら、科学館みたいな所に行って、子供が一番興味を持った展示のテーマについて調べるとかでもいいと思います。(科学館が科学のトレンドに乗れているのかは知りませんが)

参考までに、自由研究ネタ提供サイトのリンクを貼っておきます。

学研キッズネットの自由研究特集
https://kids.gakken.co.jp/jiyuu/

家庭でできる科学実験
https://site.ngk.co.jp/feature/natsuyasumi/