どうも、理系です。
バイオマスの定義をウィキペディアで読み、エコ商法の匂いがプンプンするのでブチギレております。
絶対に、理系の人が考えてないでしょ。
問題の文が
「バイオマスは有機物であるため、燃焼させると二酸化炭素が排出される。しかしこれに含まれる炭素は、そのバイオマスが成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来する。そのため、バイオマスを使用しても全体として見れば大気中の二酸化炭素量を増加させていないと考えてよいとされる。この性質をカーボンニュートラルと呼ぶ。石油などのいわゆる化石燃料に含まれる炭素もかつての大気中の二酸化炭素が固定されたものであると考えられているが、それらが生産されたのは数億年も昔のことであり、現在に限って言えばそれらを使用することは大気中の二酸化炭素を増加させている。従って、化石燃料についてはカーボンニュートラルであるとは言わない。」
です。
ブチギレポイント1
バイオマスを燃焼させると、二酸化炭素が放出されるが、これはバイオマスが植物だった時に光合成の際に吸収した二酸化炭素だから排出量ゼロ!
某ゼロカロリー論を思い出してしまうような内容。質量保存則もくそもない。
せめて実測値を出して、プラマイ0か二酸化炭素の吸収量の方が有意に多いと示せ!!そうすれば、説得力がぶち上るぜ!!
初期費用は掛かるけど、友達を誘えば結局無料同然になるよっていうマルチ商法レベルの胡散臭さ。
ブチギレポイント2
化石燃料は植物が原料だが、原料の植物が生きていたのははるか昔なので、現在という視点で見れば、二酸化炭素を増やしている!
さっきの、植物が原料なら排出量ゼロ論はどこ行った!!!
化石燃料も植物だったころは光合成をして二酸化炭素を吸収しているんだぞ!
それを言ったらバイオマスだって燃料として使っている現在という視点で見れば二酸化炭素を排出しているじゃないか!!!
恐らく、化石燃料を悪者に、バイオマスを正義のヒーローにしたい「エコ」商売の陰謀だな・・・とまで思ってしまった。
バイオマスの宣伝文句を考えた人、絶対理系じゃないな。矛盾が半端ねぇ!!!
こんな感じで、言われたことをうのみにすると本当のことに気づけなかったり、騙されてしまうこともあります。「ん?ちょっと待って」という違和感を少しでも感じたら、考えるというような態度を大切にしましょう。詐欺予防にもなりますしね。
なんか、この記事を書いて、「頭はすごくいいんだけど、話し方も論理的で頭の良さがにじみ出ているんだけど、その弊害が出がち」と上司に言われた理由が何となくわかった気がする。