理系だもの

日常起こったことについて、誰もが何かしら自分の意見を持つと思います(そのことが自分にとって良い・悪い等)。しかし、働いていると、同じ目標を目指すため、周りに合わせねばならないという風潮に従わざるを得ないです(これが団体行動の良い点でもあり悪い点でもあります)。せめてブログでは、自分の思ったことをのびのびと書きたいと思い、始めました。文章を書く訓練もかねて、分かりやすい記事を書くよう努力します。テーマは主に最近話題のもの・ことに対する解説+意見。たまに中の人の旅行記事、衝動に任せて書いた物申す記事を書きます

ケトジェニックダイエットって、どうなん?

どうも、医療系です。
もう、YouTubeのダイエット広告にはうんざりだ!
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はい、ケトジェニックダイエットの話です。
高脂質低糖質をコンセプトのケトジェニックダイエットが話題ですね。
お肉を我慢しなくていい!とか、糖質の吸収を抑えるとか、色んな謳い文句で宣伝されてますね。
絶対にCMでは言わない、いや、言えないケトジェニックダイエットのリスクについてこの記事では述べていこうと思います。

「生物学的に考えると、ケトジェニックダイエットをすると骨が溶ける!」

何いってんだよこいつと思われたかもしれませんが、生物の授業を思い出そうぜ!
脂質が代謝されると、ケトン体になるということは理系の方ならご存知だと思います。
このケトン体が体内にたまりすぎると、血液が酸性になるケトアシドーシスという状態になります。
血液が酸性になるということは、塩酸に石灰石を入れると、石灰石が溶けて二酸化炭素が発生するように、骨の中のカルシウムが血中に溶け出します。
溶け出したカルシウムが血中の他のイオンと塩を作ると結晶になり、これが尿管で起こると尿管結石になります。

「ケトアシドーシスそのものの症状」

喉の乾き、めまい、悪心、意識障害、最悪の場合死に至る。
インスリンがまともに出る人ならこうなる前に制御機構が働き、脂質から糖質代謝経路に切り替わる。でも、糖質が足りないと…

「医薬品と同じ成分使ってるサプリは特に注意」

糖尿病治療薬と同じ成分使っていますというダイエットサプリの広告を見たことがある。
糖質を運ぶグルコーストランスポーターを阻害することにより、血糖値コントロールを行うという物だ。
ある程度の糖質を摂取していれば、血糖値コントロールをすることができる。
しかし、糖質摂取が不足していると、通常よりもケトン体代謝が優位になるため、血糖値が正常だけどケトアシドーシスになるという副作用が起こるリスクがある。

「その論文本当に信用できる?」

論文で報告されてます!というアピール、理系的にはそれだけでは納得できない。
病院での調査なら、提供する食事のコントロールができるからまだ信用できます。
しかし、家で自分が食べたものを自己申告するタイプの調査は信用できるでしょうか?
ケトジェニックダイエット群の人が誘惑に負けてポテトチップスを食べたとしても、食べたものリストに肉と野菜と書けばその人はポテトチップスを食べていないことになります。
あなたがもし、その試験に参加していると仮定した場合、そのようなことはしないと断言できますか?
また、ケトジェニックダイエット群とコントロール群の食事以外の体重に影響を及ぼしうる要素のコントロール(例:運動量の統一)ができているかなどをちゃんと見ないと、ただの怪しい論文です。

「終わりに」

ケトジェニックダイエットが効果ないということを言うつもりはありませんが、リスクをちゃんと認識した上でやったほうが、自分のためになると思います。
海外ではケトジェニックダイエットで体調を崩した人が実際いるようですし。