理系だもの

日常起こったことについて、誰もが何かしら自分の意見を持つと思います(そのことが自分にとって良い・悪い等)。しかし、働いていると、同じ目標を目指すため、周りに合わせねばならないという風潮に従わざるを得ないです(これが団体行動の良い点でもあり悪い点でもあります)。せめてブログでは、自分の思ったことをのびのびと書きたいと思い、始めました。文章を書く訓練もかねて、分かりやすい記事を書くよう努力します。テーマは主に最近話題のもの・ことに対する解説+意見。たまに中の人の旅行記事、衝動に任せて書いた物申す記事を書きます

口に入っても平気な消毒薬なんてあるか!

信用していないイオンはマイナスイオンとプラズマクラスターイオンです。
どうも理系です。


ここ数回に渡る除菌効果検証データ記事を友人に見せたら、お前は消費者センターか!と言われたw

今日は今話題のアルカリイオン水について、解説する。
参考
www.denkai.com

電解水 - Wikipedia

アルカリイオン水の作り方

原料は食塩と水。
中学校で習った電気分解を使用します。
強電解水は、陽極と陰極を仕切る隔膜を介する二室型電解槽で作られます。
陽極側水(H2O)から酸素(O2)と水素イオン(H+)、また塩化物イオン(Cl-)から塩素(Cl2)が生成します。生成した塩素は水と反応して次亜塩素酸(HClO)と塩酸(HCl)ができます。その結果、原水に比べて著しく酸性化(pH2.7以下)し、溶存酸素と酸化還元電位が顕著に上昇し、有効塩素濃度が20~60ppm に達します。これが強酸性電解水です。陰極側水(H2O)から水素(H2)と水酸化物イオン(OH-)ができ、水素は溶存酸素と反応します。その結果、溶存酸素と酸化還元電位が顕著に低下し、高アルカリ性(pH11~11.5)となります。これが強アルカリ性電解水です。

まぁ、簡単に言えば、食塩水を電気分解したときの陰極側の水です。

効果や宣伝文句など

・塩素を含まないため機器が錆びない。

→塩素系は金属がさびるからねー。これは確かに。

・除菌力が優れており、一般生菌は30秒~1分で除菌ができます。

→これは実証済

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確かにアルカリイオン水を使うと菌が死ぬ

・合成界面活性剤を含まないため人に無害で環境にもやさしい。

→共生成物である次亜塩素酸含有水(←こちらも消毒効果や美容効果がある)を無駄にしていなければね。

・アルコール(引火性の液体)が入っていないため、火のそばでお使い頂いても安全です。

→確かに。

・速やかに水に変化するため赤ちゃんやペットのいる家庭でも安心

→アルカリイオン水はpH10~12のアルカリ性溶液です。

有機物と反応してすぐに水になるとはいえ、石鹸よりも強いアルカリ性の溶液です。
当然のように粘膜刺激性があります。これは安心なのでしょうか?

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→食塩だって、致死量は少なく見積もって30gです。
飽和食塩水100mLを飲むだけで致死量の食塩を摂取することができます。

・ 浸透力が強く汚れの細部にまでしみこみ、汚れに含まれている油分を瞬時に溶解し、タンパク質を分解します。 さらに付着原因である静電気を中和させ、汚れを浮き離します。

→こちらのような記事で汚れ落ち効果が検証されています。
cojicaji.jp

原料が水と食塩だからって安全というのは半分嘘

過剰広告で、アルカリイオン水の洗剤で「口に入っても水になるから安心」とまで言っている製品はさすがにないと信じていますが、一部の飲料用のアルカリ性の弱いアルカリイオン水以外の洗剤用アルカリイオン水はpH12です。
重曹よりも、石鹸よりも強いアルカリ性を示します。
当然のように手につけば皮膚があれますし、目に入れば失明します。

使用時はゴーグルや手袋など、他のアルカリ性洗剤と同じような保護具を身につけましょう。
万が一、皮膚や粘膜についたら、水で洗い流して医師の診察を受けましょう。

こんなことは、洗剤の容器の裏に書いてあることなのですが、「アルカリイオン水は食塩水だから安心」と信じている方はこんな注意書き読まないので。

「えっ!危ないじゃん」と思ったそこのあなた!

当然です。
殺菌とは、菌(細胞)を殺すことです。細胞に害のある成分が含まれているということは、細胞でできているヒトにも害があるということです。
アルコール系であろうが、界面活性剤であろうが何であろうがそうです。
菌にだけ効果があって、人には全く無害ということが実証されているものってほぼないと思います。

最後に

ここまで散々アルカリイオン水の危険な面を言ってきましたが、私はアンチアルカリイオン水ではありません。
アンチ過剰広告なだけです。
アルカリイオン水はアルコール系と違い、ニオイもなくとても便利な洗剤だと思います。
実際に私も、リンク先のようなアルカリイオン水含有の製品を使用しています。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%81%AE%E6%BF%80%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%82%93-%E5%AF%86%E7%9D%80%E6%B3%A1%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC-500ml-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AA%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E6%B0%B4-%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%82%AD%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%80/dp/B01LW07WGX/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E6%B0%B4+%E6%B4%97%E5%89%A4&qid=1567600318&s=gateway&sr=8-3

事故が起きる前に、アルカリイオン水をご使用の皆様は、一回でいいので、ボトル裏の注意事項を読んでください。
本当に、原料に騙されないで!!