理系だもの

日常起こったことについて、誰もが何かしら自分の意見を持つと思います(そのことが自分にとって良い・悪い等)。しかし、働いていると、同じ目標を目指すため、周りに合わせねばならないという風潮に従わざるを得ないです(これが団体行動の良い点でもあり悪い点でもあります)。せめてブログでは、自分の思ったことをのびのびと書きたいと思い、始めました。文章を書く訓練もかねて、分かりやすい記事を書くよう努力します。テーマは主に最近話題のもの・ことに対する解説+意見。たまに中の人の旅行記事、衝動に任せて書いた物申す記事を書きます

ワクチンが痛いことを理由にやぶ医者呼ばわりにするのはやめようぜ

今年は例年よりも早くインフルエンザが流行しているので今年のインフルエンザの流行りをまとめておく。

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今年の流行は?

今年はA型インフルエンザが流行っています。
A型インフルエンザの最大の特徴は急激に熱が上がるという点です。(38℃以上)
他に見られる症状は、関節痛・筋肉痛・全身倦怠感・頭痛などです
ただし、38℃以上の熱じゃなくてもインフルエンザB型だったり、ワクチンのおかげで熱があまり上がっていないA型インフルエンザの可能性もあります。
家に体温計がない場合、寒気がしたり、頭がフラフラとしたら高熱がある可能性が高いです。
おかしいと思ったら、病院へ。

病院に行くときの注意点

すでにインフルエンザにかかっている患者さんはもちろん、他の用事で病院に行かれる患者さんもマスクを着用しましょう。
マスクを持っていなくても、受付で「マスクください」と言えばもらえます。(咳が出てたらマスクをするように患者さんに伝えるはずです。)
また、お子さんが戻してしまう可能性もあるので、エチケット袋を用意しておくと良いでしょう。
もし、お子さんが戻してしまったら、近くのスタッフに必ず伝えてください。
見た目が汚れていなくても、そこに触れて感染が広がるリスクがあります(特にノロウイルス)。
病院にはそういう時用の消毒薬が常備されているので、スタッフに任せてください。

なぜワクチンを打つのか

子宮頸がんワクチンで問題になったワクチンの副作用により、ワクチンは安全でないというイメージが出回っているようです。
また、ワクチンは感染を防ぐのではなく重症化を防ぐものということをわかっていない似非専門家により、「インフルエンザワクチンは効果がないから受けるな!」「インフルエンザワクチンをしてもインフルエンザになったから、予防接種受けるのは情弱」という主張がされてたりします。
(効果がないならそもそもワクチンとして承認されません。)
ネットの情報に騙されないで!
参考
http://www.know-vpd.jp/news/Hesitancy.php

抵抗力が低いと、合併症のリスクが高くなる。→ワクチンを打って、抵抗力をつけて、重症化を防ぐ
がインフルエンザワクチンの基本です。
発症そのものは子供で50%くらい防げるらしい。

では、インフルエンザの合併症にはどのようなものがあるか見ていきましょう。

インフルエンザは、肺炎を誘発する

特に子供やお年寄りは注意!

肺炎の症状

咳(せき)がどんどん悪化していく
息苦しい
二週間たっても熱が下がらないなど

その他の合併症

熱性けいれん
急性中耳炎等

ごくごくまれに、脳症を発症する場合もある。

インフルエンザ脳症の症状

意識混濁
けいれん

このような重篤な合併症を防ぐためにも、ぜひワクチンを打ちましょう。

インフルエンザワクチンのデマが広まると、ますます注射が痛くなる?

次の項目で述べますが、2015年くらいから、インフルエンザワクチンに含まれるウイルス株は4つになっています。
このいきさつが、「インフルエンザワクチンは効果がない」というデマが広がったためと言われています。
株を4つにすることで、流行りの株の的中確率を上げ、「インフルエンザワクチンは効果がない」というデマに対抗するという方針です。
ただ、株が4つになることにより、打つ液量が増えました。
また、いつかは忘れましたが、小児のワクチンの液量も増えています。
インフルエンザワクチンの痛みは、針または投与液が1平方センチメートルあたり数百個あるとされている痛点を刺激することによって起こります。
投与液が増えれば増えるほど、投与液の圧力により、痛点が刺激される確率が上がり、痛く感じる確率が上がると考えられます。
一応、医療機関側では、なるべく痛点に当たらないように針を細くするなど工夫はしています。ただ、痛点は目に見えませんし、あまりにも多いので、完全に避けるのは不可能です。
インフルエンザワクチンの痛みは完全に運です。
「今年のワクチンは痛い」と言っている人をよく見ますが、これは言っている人の注射がたまたま痛点に当たっただけです。
痛点を刺激すれば痛いし、痛点を完全に回避すれば全く痛くない。それだけ。
医者の腕のせいではない!
よく知りもせずに、ワクチン痛いからやぶ医者とか言うな!(切実)

目に見えない上に1平方センチあたり数百個も存在する痛点を100%避けるとか、エスパーじゃなきゃ無理ですねー
よく知りもせずに、ワクチン痛かったからこの看護師は下手とか言うな!(切実)
まあ、私は、医者でも看護師でもないので、人には注射してはいけないので下手くそとか言われることはないですけど…

今年のインフルエンザワクチンの株

今年のインフルエンザワクチンの株は
    A/Brisbane(ブリスベン)/02/2018(IVR-190)(H1N1)pdm09
    A/Kansas(カンザス)/14/2017(X-327)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
詳細はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203023_00001.html

ウイルスの株が何であろうと、インフルエンザワクチンの痛みには影響ありません。
痛いかどうかは、痛点に当たるか当たらないかだけ。
なので、これを見て、「今年のワクチンは痛いかな」と思った方は、このブログを最初から読み直そうね。

終わりに

インフルエンザワクチンのデマを流すことと、お医者さんに非科学的な理由でやぶ医者呼ばわりすることはやめてくれ!
本当に必要な人が接種しなくなって、インフルエンザが重症化した時のリスクはめちゃめちゃデカいんだから!
マジで頼むぜ!
私は医者じゃないけど。