理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

国民健康保険は誰のため?? 市販類似薬を保険適用から外す弊害

どうも、理系です。

 

普段、あまりニュースは見ないのですがこの法案はマジで成立して欲しくない。

 

何故、医療費削減のために高額医療を削減するのではなく、安い方を削減するのか...

「医療費 割合 疾患」の画像検索結果

 

 

以下引用

 

政府は30日、全世代型社会保障改革の一環として、市販の医薬品と同じような効果があり代替が可能な薬(市販品類似薬)について、公的医療保険の対象から除外する方向で調整に入った。市販品は全額患者負担だが、病院で処方箋をもらって薬を購入する場合、自己負担は1~3割で、残りは税金や保険料から賄われる。政府は自己負担を引き上げることで医療費抑制につなげたい考えだ。

 政府は、全世代型社会保障検討会議が12月中旬にまとめる中間報告に盛り込むことを検討しており、来年以降、随時進めていきたい考えだ。

 保険除外の対象として想定しているのは風邪薬や花粉症治療薬、湿布薬、皮膚保湿剤、漢方薬などの軽症薬。これらの薬を市販品より安く入手するために、患者が病院で受診するケースは多く、かねて過剰な受診を招く要因になっていると指摘されていた。

 また、がん治療で使われるオプジーボやキムリアなど超高額薬の相次ぐ登場は、医療保険財政を圧迫する要因になっている。政府は「大きなリスクは共助、小さなリスクは自助」との考え方に基づき、「大きなリスク」を支えるための改革は避けられないと判断した。

以上引用

 

セルフメディケーションの推進のつもりかもしれませんが、これじゃあ、「何のために保険料を給料から天引きされているんだ!」ってなりますよね。

 

国民健康保険料を納めている圧倒的多数の軽症患者は国民健康保険の恩恵を受けれず、高額医療を受ける少数の患者のみが恩恵を受けれるというのは搾取以外の何物でもないでしょう。

 

病院に行く人が減る弊害

抗アレルギー薬が保険適用外になったら、耳鼻科に行く人が激減しそうだな。。。

でも、超強力なエフェドリンが入っているような薬剤じゃないと駄目な人は、市販薬では代用できないから、病院に行かざるを得ない(これでも市販薬類似薬ということで保険適用外になるのかな...)

 

後は、シップが保険適用外だから整形外科も激減しそうだな。

これって結構危険なことで、外科的処置が必要な怪我をしたときに病院に行くことを躊躇していると、筋肉や骨がずれて固まり、神経が圧迫されて激痛と付き合いながらその後の生活をしなくてはならない羽目になったり。。。

 

内科で心配なのが、初期症状が風邪様症状の重篤な疾患が結構多いことです。軽症のうちに正しく診断し、適切な薬で治す。これが素人にできるのかと。。軽症のうちに治せた患者が病院に行くことをためらったために重症化し、余計に医療費がかかる羽目になるということは容易に予測できる。

 

日本医師会も同様の理由で法案に反対している。

 

立場が変われば

(保険負担者視点)
1.超高額薬の上市が医療費負担を圧迫しており、この傾向は今後も続いていく。
2.軽度治療薬を市販薬と代替することで医療費負担をある程度軽減できる。 

(軽度疾患治療者視点)
1.保険が利かなくなるので、負担額が上がる。自分の購買力でカバーできるか不安。
2.治療に関する診断と治療指針が聞けなくなる不安。

(メーカー視点)
1.経営資源を難治疾患に集中させる機会。
2.薬価のつかなさそうな(安い、ロット数が出ない)分野には投資しない方針。

(重度疾患治療者)
1.生きているうちに少しでも良い薬が上市されれば大歓迎。

(医療提供者)
1.今まで治療が難しかった疾患に明るい道筋をつける超高額薬は使ってみたい。
2.軽度疾患者といえども、診察・治療機会が失われると重症化のリスクが顕在化する可能性あり。

 

(俺の意見)

保険適用から軽症薬を保険適用外にして医療費が一時的に浮くが、高額医療品が続々上市すると浮いた分をすぐに埋めてしまいそうな気がする。

すると、また、薬を保険適用から外す流れが促進され、一般人が保険料を払っているのに恩恵を受けれないという傾向がさらに激化する。

理系は、完全に「今後増えることが確実に予想される高額医療の割引額を減らせばいいやん」と思うのだが。