お前ら、いい年して好き嫌いあんのかー?
※アレルギーなど体が拒否するものを除く
俺はあるぞ!ナスが嫌いだ!
でも、出されたら食べるようにしてる。それが礼儀だと思っているので。
(多分これ、ばあちゃんちが農家のおかげだと思う)
弊社にもすさまじく好き嫌いが激しい人がいるんだが、子供出来たときに、子供まで偏食になるんじゃねと危惧してる。
今の時代は給食を全部食べるまで居残りなんてしたらモンスターペアレントが黙ってないからますます偏食の子供増えるぞ!
好き嫌いが生じる科学的な原因
超有名な話だけど、人間の舌は本能的に
◎ 甘味 …… エネルギー源
◎ 塩味 …… ミネラル
◎ 酸味 …… 腐ったものや未熟な物
◎ 苦味 …… 毒のシグナル
◎ うま味 …… タンパク質
ととらえる。
更に、子供の方が大人よりも味覚が三倍鋭い。
(だから、年を取ると味覚が鈍くなってビールがうめぇとなるのか)
本来なら、味覚をバグらせる食べ物や薬品を紹介して、苦いものを甘いと感じさせて好き嫌いをなくすとかいう話をするべきなんでしょうけど、それはまた今度。
気になる方はこちらから
https://matome.naver.jp/odai/2146659743948858501
俺が小二の時に考えていた好き嫌いの原因
俺が、小二の時に、夏野菜を育てるっていう授業があって、いろんな野菜を育てて、夏休みにそれを収穫して、各自持ち帰るってのがあった。
基本的に各自好きなものを持ち帰れるのだが、ピーマンが大量に残っていたので、俺はピーマンを持ち帰った。
すると、クラスメイトに「ピーマンとかそんなまずいの食べれるの??」と言われて、「ピーマンっていうほどまずくないと思うよ」と答えたらドン引きされたことがある。
で、俺、幼いながらに、考えたんです。
「なぜ、ピーマンは嫌われるのか(哲学)」
https://news.mynavi.jp/article/20170809-a253/
当時の俺には科学の知識なんてないので、苦み=毒と認識するからなんて答えじゃない。
「絵本の主人公がことごとくピーマンかニンジンか野菜全般が嫌いで、野菜を残す描写や、怒られながら嫌そうに食べる描写があまりにも多いせいではないか。」
って思ったんです。
「幼い時の情報源は絵本が多いので、知らないうちに「野菜=まずい」というイメージができてしまっていて、食わず嫌いになってしまったり、実際よりもまずく感じちゃうのでは??」
こんな言葉ではありませんがこんな感じのことを考えていました。
その反面、お肉やお菓子やカレーって、すごくちやほやされるんです。
この食材・料理の絵本上のヒエラルキーを何とかすれば野菜嫌い減るんじゃね?
(以下25歳の俺)
昨日の記事のハロー効果ですね。
カレーはおいしいもの、ピーマンはまずいものというイメージがあるせいで、実際の味の評価が曲げられる。
よし!
サン〇オあたりで、子供が嫌いな野菜ランキング上位の野菜をモチーフにしたキャラを作ろう!
アニメの戦隊もので野菜戦隊作ろう!
野菜を幼女化しよう!
ジブリ映画で野菜をおいしそうに食べるシーンを作ろう(ジブリ作画はマジでおいしそうに見える)
嫌いな野菜を克服するシーンを見せて「この子も頑張っているんだからあんたも頑張りんさい」ってのもいいけど、少しでも野菜へのマイナスイメージを減らすのもいいんじゃね。
パブロフの犬効果と好き嫌い
「お手伝いをしたら、おやつが食べれるorお小遣いがもらえる」という約束を親として、休みの日にお手伝いをした人は多いと思います。
自分の好きなお菓子がもらえるとなると一生懸命お手伝いしますよね。
これは、「お手伝いをすること(条件・環境)」と「おやつがもらえる(報酬)」がむすびついているからです。
嫌いなものを残して怒られた経験はありますか?
これ、脳科学的には最悪な方法なんですよ。
脳は、ある出来事を覚えるときに、それに関する経験を結び付けて覚えるので、ただでさえマイナスの「苦み(罰)」を感じたときに、「怒られる(罰)」と、罰の情報が2つ結び付けられ、さらに、絵本のピーマンが嫌われるイメージが結びついたら、もはやマイナスしかない状態になっちゃうんだよな。
下手したら、何とか食べないで済む方法(大泣きして手に負えない状態になる・暴れる・ごみ箱に捨てるなど)を学習してしまう恐れだってある。
終わりに
俺は、やっぱり、好き嫌いって、食材そのものの成分などの科学的要因だけじゃなくて、心理的要因がデカいと思うんだよな。
難しいかもしれないが、お子さんのいらっしゃる方や、お子さん相手のお仕事の方は一考する価値はあるんじゃねと思う。
で、該当しない方も、これって、野菜以外にも当てはまるから。
ステレオタイプってやつは全部そうだから。