どうも、理系です。
考えてみて
東京でパンデミックが起きて、東京から脱出するとなったときに、感染していないが脱出したくても脱出できない人がいる。
他の病気で入院している患者?障碍者?いいや、彼らはむしろ優先的に避難できるだろう。
社畜?いいや、彼らは東京以外の土地に転勤になるだけだろう。
正解は恐らく自衛隊とレスキューと医療関係者だと思っている。
彼らが、治療に成功し、再び東京に人々が戻ってきたときに、彼らは英雄となるか、保菌者の恐れがある汚染者として冷たい目で見られるか
考えて欲しい。
俺は、知り合いや身内に医療関係者が結構な数いるため、医療関係者を贔屓しがちなので、治療にあたった医師を英雄だとたたえる側なのだが、皆さんはどちらだろうか?
・自分の身を危険にさらして治療にあたった英雄
・感染力が強い病気の患者と接した濃厚接触者
俺は職業上、中立なジャッジはできないから完全に上派なんだけど。
現実は違うらしい。
新型コロナウイルス感染者の治療にあたっていた医師が、ばい菌扱いを受けたり、現場に戻ったときに他の患者の対応をする際に新型コロナウイルス感染者の治療にあたったことについて謝罪を求められているというニュースを目にした。
これに対して、日本災害医学会は以下のような声明を出している。
医師の自殺者がそろそろ出るぞ。これ。
しかも、厄介なことに、おそらくこのような人権侵害をしている人たちの大半は、これが自分の正義で人権侵害をしているなんて思っていない。
ただ、自分の身、家族の身を守るために必死なのである。
必死になりすぎて、パニックを起こして、人権を考慮した判断ができていないという状態なのである。
しかし、その中に、医者にコンプレックスがある人や、ただ騒ぎたい人が混じっているのであればすぐに考えを改めて欲しい。
次に起こると考えられるのが、医師をばい菌扱いした人が患者になるか、正義感の高い第三者に叩かれるかのどっちかである。
前者の場合、患者はどの面下げて医者に行くんでしょう?おそらく、被害者面して行くんでしょう。
後者の場合、因果応報と言えばそうなのですが、人権侵害されるターゲットが変わっただけで、根本的解決になってないよな・・・
正義マンと言われたらもう反論できないのですが、医療関係者は、感染症拡大しても、一般の会社とは異なり、休むことは許されません。患者を選ぶこともできません。一般の方のように、感染者から離れるということはしたくてもできないのです。離れたら職務放棄です。犯罪者になります。
自分の身を犠牲にして、全ての患者さんにベストを尽くさねばなりません。そして、その結果、多数の患者を救うことができます。
それでも、あなたは医者をばい菌扱いしますか??
まだ、冷静な判断力がある人は考えて欲しい。
キャパオーバーの状態で寝る間も惜しんで治療活動に励むが、圧倒的人手不足で、世間からは医師の対応が遅いと叩かれ、報われないなぁ。
正義って何やろうね。