どうも、理系です。
新型コロナウイルスの話を凝りもせずにやっていくよ。
みんなの疑問
「なぜ、疑わしきを全て検査しないのか」
この疑問を持った人が、その理由をろくに調べもせずに騒いでいる。
厚生労働省のHPを見ろよ。って思うけど、そういう人は厚生省=無能って思い込んでいるから見ないんだろうな。
厚生労働省HPより
PCR検査は、現状では、新型コロナウイルスを検出できる唯一の検査法であり、必要とされる場合に適切に実施する必要があります。
国内で感染が進行している現在、感染症を予防する政策の観点からは、全ての人にPCR検査をすることは、このウイルスの対策として有効ではありません。また、既に産官学が懸命に努力していますが、設備や人員の制約のため、全ての人にPCR検査をすることはできません。急激な感染拡大に備え、限られたPCR検査の資源を、重症化のおそれがある方の検査のために集中させる必要があると考えます。
なお、迅速診断キットの開発も、現在、鋭意、進められています。
これからとるべき対策の最大の目標は、感染の拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすことです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00006.html
解説
どういうことかと言いますと、新型ウイルスのため、インフルエンザウイルスのような迅速診断キットがないし、PCR法という古典的な方法でしかウイルスを検出できない。ただ、この手法は時間がかかる(6hくらいかかる)うえに、精度に個人差(30~70%)があり、検出するためにはある程度ウイルスが体内で増えていないといけない。
検査で陽性が出るという時点で、陽性の人の体内ではウイルスが増えていて、とっくに周りに撒き散らしている可能性が高いため、予防のために検査をするのは意味がない。
何より、時間がかかるため、検査をするとなると医療スタッフを長時間検査のために拘束することになる。これは、非感染者の診断のせいで一刻を争う重症者に十分な治療ができなくなる危険性を伴う。厚生省は未検査の感染者を見捨てたのではなく、必要な人に必要な治療が行き届くように、検査を全員にしないのである。
軽症者は見捨てるのか!という声が聞こえてきますが、軽症者は治るじゃん。とだけ返しておく。
この判断は、ある意味正しい判断なのである。
というのも、武漢の場合、検査を受けさせろ!!と人が病院に殺到し、病院がパンクしたためです。
日本でも全員検査となると、検査で人が集まることで、感染拡大のリスクがあることに加えて、医療現場がパンクすることが容易に想像できると思う。
あと、予防でマスクを着けている方へ、厚生省から一言あるそうです
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。
予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。
何故かは、俺の過去記事に書いてあるので参照してくれ。
短い記事だけど、あまりにも検査に関して厚生省が無能と騒いでいる人が多かったので記事にしました。
ご理解いただけましたか??