理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

全国のお父さんお母さんへ2

どうも、理系です。

全国のお父さん、お母さん、お子さんを正しく褒めてますか?
悪いことをしたので叱るというのはできても、良いことをして褒めるというのはなかなかできないという人が多いのではないでしょうか。
その根底にあるのは、褒めは甘やかしと思ってしまうイメージと、良いことをするのは当たり前という刷り込みがあるからじゃないかなーと思う。

どうか、これを読んで積極的に子供を正しく褒めて欲しい。


そもそも褒めとは何?
褒めとは、評価者が有効と見なしている基準に基づいて成果・成績・属性などに対して下される肯定的な評価。
ピンとこないと思うので次の項目で褒めの必要性を解説する。

褒めの必要性
人が無事に生きていくための3条件
心身が健康であること
生活を営むことのできる資金があること
周囲の人に受け入れられていること
褒めはこの3つ目の社会的承認に関わる。
実際にヒトは、他者からの良い評価・評判を報酬として予測することによって、向社会行動を選択することが実験的に明らかになっている。

褒められた時の脳
褒められた時の脳の活動を測定すると、報酬に関与する線条体という脳部位が活性化している事が明らかにされている。
また、他者からの評判が高くなると、寄付などの利他行動が促進され、その時も線条体が活性化する。
さらに、他者に見られている状態に限って、寄付をするときに、線条体が活性化する。

これらの知見から、褒められるということは、脳にとって報酬であること、また、実際に褒められていなくても社会的承認が得られる(褒められる)と予測される行為をしたときも報酬を脳は感じているということである。

ちなみに、人が見ていない場合において、寄付は線条体を活性化しないが、寄付するお金を自分のものにする時に線条体が活性化する。
人が見ていない場で利他行動をしても、社会的承認(褒め)が得られないからである。
そのため、利己的な行動により報酬(金銭)を得ることで快感を得る。
何と自己中なのかwww

できたら小遣い、できたら褒めるの脳への影響の違い
金と褒めはどちらも報酬として脳に認識されるが、両者の違いは何だろうか。
この違いは活性化する脳の部位の違いである。
前頭葉の一部である内側前頭前野はお金をもらっても活性化しないが、褒められると活性化する。これは、他者から見た自己の評価を認識していると考えられている。

自主性を促す褒め
褒めは行為そのものに内在する喜びや楽しみに導かれて行為に関与しようとする内発的動機づけをする。
内発的動機づけの逆は、ペナルティーなどを用いて何かをすることを強制する外発的動機づけである。

内発的動機づけの特徴は以下のとおりである。
自分で行動決定
強みを発達させる経験としての高レベルの挑戦とそれに見合う技術がをみせる
自己実現の感覚
楽しんでいる、あるいは、興味を持っている

褒める時の注意点
誠実であれ
褒めは相手が助けてくれるという信念のもとにのみ成立する

努力を褒めよ
能力は生まれ持ったものであり、自己制御の外にある。そのため、能力を褒めると失敗を恐れて挑戦をしなくなる。
努力は自己制御の内にあるため、自分の行動が良い結果を導いたと判断できるため、適切。

他者と比較しない
自律性を育むためには、本人を基準に評価するべきである。他人を基準にして比較することは、本人へのプレッシャーになり、逆境に弱くなる原因になる。

参照
脳科学よりホメの教育効果を考える