どうも、理系です。
理系が依存症のカラクリという本を読んでみた所、色んなことが解決した気がするので紹介する。
皆さんの中に、なんで、悪いことと分かってるのにいじめをやめないのかと疑問に思ったことのある方はいますか?
それは、
イライラ解消のために弱いものいじめをし、一瞬スッキリするが、後で後悔する。その後悔がストレスとなり、そのストレスを解消するためにまた弱いものいじめをする。その結果、いじめがエスカレートして止まらなくなるからなんです。
この、現象が何故起こるのかをこの本は解説しているんだ。
失楽園仮説
脳は、強烈な快感を得るとドパミンを大量放出します。
これに伴い、ドパミンの過剰反応を避けるために、ドパミンに反応するスイッチの数が急激に減少します。
ドパミンに反応するスイッチが減ると脳はドパミンに鈍感になります。これは、いじめ以外の小さな快感によって放出されていた少量のドパミンでは脳は反応しなくなってしまいます。
つまり、今まで幸せに感じていたことを幸せに感じられなくなり、いじめによる強烈なドパミン放出によってのみしか幸せを感じられなくなってしまいます。(失楽園仮説)
また、いじめによって得られていた快感も、ドパミンスイッチの減少によりどんどん少なくなっていきます。
すると、いじめの内容もどんどんエスカレートしていきます。
では、何故、本人は止められないのか
いじめを行っても根本的なイライラは解決しないから。
いじめを行って解消するイライラはいじめを我慢していることによるイライラのみです。
いじめをするきっかけになったイライラは永遠に解消しません。
ただ、本人は、いじめによる一時的な快感を根本的なストレス解消と錯覚しているので、やめられないのです。
また、「やばくなったら止めればいい」「自分は大丈夫だろう」という油断も止められない原因の一つです。
実際にいじめ絡みの事件で「こんなことになるなんて思わなかった」なんて無責任な加害者の発言何度も見てるでしょ。
冷静に考えて欲しい
そもそも、いじめをしなければ、いじめたことによる後悔のストレスを何度も経験することはない。
いじめをすることは、一時的な快感のために、他の幸せを失い、大量のストレスを背負う行為なんです。
世のいじめっ子達よ。「誰のために」「何のために」いじめというストレスフルな行為をしているんだ。自分の胸に聞いてみな。