どうも、理系です。
今回は俺が人生で二番目に長く住んだ街である金沢のすごいアイスについて紹介する。
県境をまたいでの移動が可能になったら、ぜひとも、金箔アイスなんかよりもこっちを食べていただきたい。
あと、世界一のジェラートも !
復刻 マルガーモッツァレラジェラート...#柴野大造 #ジェラート職人 #世界ジェラート学術大使 #世界ジェラート大使 #マルガージェラート #情熱大陸 #プロフェッショナル仕事の流儀 #ごはんジャパン #モッツァレラチーズ #mozzarella #gelato @ マルガージェラート野々市店 pic.twitter.com/0locdobsQi
— 柴野大造 世界ジェラート学術大使(Roma) (@taizoshibano) May 14, 2020
こっちはお取り寄せできるので、金沢に行かなくても、おうちで世界一のジェラートを食べれます。
何がすごいのか
凄いアイスは金沢のひがし茶屋街の近くにある「座和々」で販売しています。
営業期間 | 営業時間:10:00~18:00 定休日:不定休 |
---|---|
所在地 | 〒920-0831 石川県金沢市東山1-5-5 MAP |
交通アクセス | (1)橋場町バス停徒歩1分 |
お店のインスタグラムから、商品画像を引用しています。
造形がすごいのはそうなんですが、これの本当にすごい所は、
高温環境下(冷凍庫外)でもちょっとやそっとじゃ溶けないということである。
店的には「溶けないアイス」として売り出されているようだが、もちろん永遠に溶けないわけではないので、本記事ではあくまでも溶けにくいアイスとして紹介させていただく。
実際にどれくらい溶けにくいのかを検証した方がいらっしゃるので紹介する。
時間がたって、多少軟化はするが、通常のアイスならとっくに全て液体になっているような時間でも形状を保っているくらい溶けにくい。
是非ご賞味を。
で終わらないんだよなぁ。。。
何故、溶けにくいのか
溶けにくいアイスと聞いて、シンカンセンスゴクカタイアイスのようなカチカチのアイスを思い浮かべた方もいらっしゃると思う。
しかし、このアイスは歯が立たないレベルのカッチカチではない。
むしろ、ムースのように柔らかい食感に近いのである。
では、なぜ溶けにくいのか。
それを解説する前に、固体(氷)と液体(水)の違いについて解説する。
固体の場合、構成する分子はぎっちり詰まっていてほとんど身動きができない状態です。(分子は動こうとはするが、温度が低いと、分子の動く力が弱いため、分子間の引力を振りほどくことはできない)
しかし、温度が上がり、分子の動く力が強くなると、分子間の引力よりも分子の動く力が少し強くなるため、ぎっちり整列していた分子が少しだけ自由に動くことができる。
つまり、分子がきっちり整列している状態を維持さえできれば、高温でも溶けにくいアイスができるというわけである。
このアイスの場合は、分子間の引力を通常のアイスよりも強くすることによって、高温になって分子の運動しようとする力が強くなっても分子間の引力が強いため、液体になりにくいという原理で溶けにくいアイスを作っている。
しかし、水と油という本来相性が悪いものが成分となっているアイスで、温度を下げて分子の運動を抑え込む以外の方法でどうやって分子間の引力を相対的に強くするかというのが課題になる。
それを解決する具体的な機序はコチラ
ポリフェノールには一つの分子の中に水とくっつく部分と油にくっつく部分が存在している。
そのため、水と油の存在するアイスの中にポリフェノールを入れると、本来仲の悪いはずの水と油をくっつける接着剤として働くため、温度が上がっても、接着剤の力が追加である分、分子が離れていきにくくなる。
ちなみに、ソースを掛けたりトッピングをしているもの、複雑な造形で角が多いものについては、熱伝導性が上がるため、シンプルなものよりも溶けやすいので注意。
いやぁ、よう考え付くなぁ・・・
金沢にお越しの際は是非ご賞味ください。