理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

右脳派左脳派の誤解

どうも理系です。

今日のテーマ曲は右脳左脳パレイド

 

右脳左脳診断というのは世の中にあふれている。

 

matome.ishido-soroban.com

 

ここで疑問に思うのが、右脳も左脳も構造的には左右対称であるにもかかわらず、優位性があるという点である。

 

最も分かりやすい例でいうのであれば、左脳のイメージの強い言語に関する言語野は右脳にも存在する。しかし、右脳派は言語というカテゴリーが強いというわけではなさそうである。むしろ、非言語的な表現が得意な印象がある。

 

このように、右脳派・左脳派それぞれが得意なことというのは沢山議論されているし、知っている方が多いだろうが、その詳細についてまで触れている診断サイトはめったにない。

 

この左右の脳のアンバランスについて話していく。

 

手の活動における機能的左右非対称性 : 乳幼児教育への神経心理学的アプローチ

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdp/20/1/20_KJ00005581028/_article/-char/ja/

 

右脳の言語野は何をしているのか

疾患や事故により、左脳と右脳の連携が障害されている患者において、右脳の言語野は、言語の表出や字を書くという能力を失っている。

また、読解の機能はあるものの左脳よりは弱いことが明らかになっており、言語という点においては確かに左脳が優位であることがわかる。

 

右脳左脳優位性と利き手

右脳左脳問題で、真っ先に浮かぶのは、利き手の話だと思う。

左手の運動は右脳が、右手の運動は左脳が制御しているってやつね。

確かに手指の動きを制御する一次運動野の神経線維は90%以上が交差していることが明らかにされている。

しかし、タッピングという一定の継続した運動を行う際には、左右どちらの手の運動でも左脳の運動野が活性化することが知られており、これは、左脳が継続的な処理が得意だからである。

ただ、利き手由来の脳の優位性の差の程度は、その人の利き手の偏り具合にもよるかと思う。

(文字だけ右手優勢でその他は左手優勢な人と、全て右手優勢な人だと、左脳の相対的な優位性は変わりそう)

 

手指の運動と言語

言語の生成に重要とされている左脳のブローカー野は、二歳までは、言語の生成だけでなく、道具使用によるモノの操作にも関わることが知られている。

そのため、幼児の段階では、手指の使い方の発達を見れば言語の発達状況が予測できる。

 

これを考えると、左脳の発達というのが言語の発達に重要であり、右手の積極的な使用が言語発達にプラスの影響を与えていることを考えると右利きが多いことはうなずけるのかなと思ったり。

 

計算でも右脳が活性化することがある

100マス計算のような単純計算を行っている時の脳の活動を測定すると、左右の脳の前頭前野を含めて様々な部位の活動が亢進する。

その一方で、四則混合算のような複雑な計算を行うときは、左脳のみが活性化する。

 

逆に、文章の音読でも左脳だけでなく右脳も活性化することが解明されている。ただし、自分で論理を組み立てて、それを言葉で説明しているときは左脳のみが活性化することが明らかになっている。

 

単純な操作は両方の脳が行うことができるが、複雑な操作になると得意な方の脳が働くってことか。

 

だから、単純計算が速いからと言って左脳派というのは少々気が早いというわけだ。

 

まとめ

右脳と左脳の違いと共通点について書いてみましたが、結構知らないことやイメージを裏切る意外なことがあったと思います。

 

言語の発達と、手指の運動がまさか同じ脳部位とは思っていなかったです。

 

今回の記事の内容を踏まえると、

赤ちゃんにはものを見せるよりも触れる体験をさせた方が(もちろん安全第一ですが)言葉の発達や脳の発達に良いのかもしれない。

そう考えると、YouTube育児はあまりよくないかもしれないね。