理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

ただの住人がなぜ制裁者になるのか

どうも、理系です。

先日、青森に帰省したらクレームのビラを貼られたというツイートが話題になりましたね。

また、現在誰もがしているマスクですが、同志社大学が取ったアンケートでは、日本人がマスクを着用している動機のトップは感染予防ではなく、「周囲がやってるから」であったというのも話題になりましたね。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/18715261/

このような状況を非常に的確に表現した言葉が「同調圧力」である。キラキラした言葉で言うなら「仲間意識」ってやつですな。

で、誰もが疑問に思っているであろう同調圧力はなぜ生じるのか、今回はその点について考察していく。

まず、はじめに、皆さんはオキシトシンというホルモンをご存知だろうか?

母親が子供に愛着を持つのはオキシトシンのおかげと言われ、「愛情ホルモン」としてテレビで取り上げられることが多い。

しかし、この愛情ホルモンという別称は、愛情のキラキラした面だけでなくドロドロした面も担っている。

実際に、サンクションという集団の和を乱した者に制裁したい欲求は、オキシトシンを投与した人において高くなる事が臨床研究において明らかになっている。

愛情ホルモンをこじらせると制裁ホルモンに豹変するということだ。

しかし、この制裁ホルモンというのは、ことあるごとに団結と唱える方々にとっては理に叶っている一面もある。(まぁ、理に叶ってなければ、同じ種同士で争う原因になるこんな気質は淘汰されてるはずである。)

集団が生き残って行くためには、利己的な行動は脅威になりうる。この状況下で、集団が見かけ上平和に生き残るためには、利己的な人を排除するというのが1番楽な方法なのである。

このような集団では、最も楽なあるいは単純な振る舞い(利己的なふるまい)よりも、利他的なふるまいというのが歓迎される。
だからこそ、傍から見たら時代遅れのクソみたいなローカルルールが色んな集団に存在するのである。
このローカルルールに染まった人たちは、ローカルルール下で見かけ上平和に過ごしてきており、そのローカルルールによりもたらされた平和を維持することを利他的なふるまいとしている。
合理的な考えでローカルルールに変更を加えようとすることは、彼らにとっては利他的であり、脳内のオキシトシンの働きにより制裁の対象になる。

だからこそ防衛本能として、同調圧力を感じ取る能力がヒトにあって、制裁の対象にならぬよう、人の目を気にして生き、その反動で「自分らしさ」をテーマにした曲がヒットするわけである。

ここで、忘れてはならない事がある。

オキシトシンは誰にでも分泌されるし、誰しも何らかの集団に属していて、ローカルルールに毒されている。つまり、誰もが制裁者になりうるということである。

実際に今回のコロナの件で、実力行使には至ってなくても、県外ナンバーに嫌悪感を抱いたり、感染者の出た都道府県から来た人に嫌悪感を抱いたりしている人は、多いと思う。

そして、
「私はコロナにかかりたくないからリスクの高そうな人に接したくない」

「私達はコロナにかかりたくないからリスクの高そうな人に接したくない」
に主語が拡大し、
「みんなコロナにかかりたくないからリスクの高そうな人はみんなのために排除する!」
ってなったら制裁者になってしまう。

この思考傾向になったら、一回冷静になって欲しい…

誰でも制裁者になる素質(オキシトシン)があるから。