理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

応援と思ってやっているそれ、推しの権利侵害にならないの?と思った話

どうも理系です。

 

最近は、SNSの普及により、誰もが全世界の不特定多数にたいして、メッセージ、画像、動画、音楽等を届けることができるようになった反面、内輪だけで楽しむ(私的利用)のつもりが、実際には私的利用になっていないケースがあるのではないかと考え、どのようなケースがアウト、どのようなケースがセーフなのかを改めて解説していこうと思う。

 

著作権法条文

elaws.e-gov.go.jp

 

まぁ、条文は、分かりにくく書いてある(しかし、なんで法律ってこんなに分かりにくいのでしょう)ので読まなくていいです。以下の内容を読んで、原文を参照したい方はリンク先へどうぞ。

 

また、法律の勉強をしていない私の解説じゃ信用ならんという場合は、弁護士の方が解説されているこちらの動画をどうぞ。

基本的に、著作者でない人が、著作者の作品を保存あるいは複製していいのは以下の場合のみです。

・著作者の許可を取っていること

・不特定多数ではなく、家や学校などの限られた空間内での使用であること。(著作権法第30条)

・引用の手段を踏んでいること。(出どころの明示、その著作物がメインにならないことを満たす必要がある)(著作権法第32条)

*ツイッターの引用リツイートや、各種サイトのツイッターで共有ボタンからの共有は、自分のツイートの付随データとしてサイトのリンクや元のツイートがあるためセーフ。リツイートは、そもそも著作者本人のツイートがそのまま拡散され、他の人がそのツイートに手を加えられないので、著作者自身が自分の作品をたくさんに人に広めていることになる(公共送信権を遵守している)ため、セーフ。(著作権法第23条)

・また、文字起こしや字幕付けも著作者の許可なく公表すれば複製にあたる。(この行為は、聴覚障碍者を対象とした場合、特定の事業者にのみ許可されている複製であり、一般人がやればアウト) 

 

まとめて言うならば、許可なく芸能人の顔写真を本人あるいは本人が許可した人以外の人がSNSにアップロードするのはNGです。(画像元が無料媒体であろうが有料媒体であろうが関係ない。画像を買ったからと言って、著作権まで買ったわけではないですし、無料だから著作権フリーというわけでもない。価格が無料なだけで、著作権保護の対象に入る)

宣伝のために画像を載せているのに!という方もいるだろう。そういう方は、ぜひとも、自分で撮ったスクショでツイートするのではなく、公式のツイートをリツイートしていただきたい。

 

それゆえ、推しの顔写真をアイコンにするのは、本人の許可をもらっていなければアウト。そこに、応援の気持ちからアイコンにしているの!とかいうエゴは通用しないです。

応援したいなら、その画像が含まれている推しの元ツイートをリツイートして欲しい。

 

また、宣伝のために、過去動画を切り貼りしたり、編集してSNSにアップロードするファンもいるがこれも本人の許可がなければアウト。この行為は著作権法第20条にある同一性保持権(作品が著作者以外の人に勝手に改変されない権利)に違反します。

この理解だと、スクショも、作品の一部を切り取ったものなので、無許可でアップロードするのは、アウトになりそうな気が。。。

 

 

 ここで、「お金取ってないから、いいやん」という主張が出てくると思います。確かに、著作権法第38条において、営利目的でない場合、公に上映等が可能になるとの記載があります。しかし、SNSという不特定多数が見れる場に、非著作者の名義で無断に著作物を公開する行為は公共送信権違反(「著作者本人」が自分の著作物をたくさんの人に見てもらえる権利の妨げになる)になるため、知り合い同士の上演会くらいが限界なのかなと思います。

くどいようだが、いや、本家を見てもらうためです!というのは通用しないので、それが通用するのは、著作者があなたに「宣伝のために自分の作品をあなたの名義で拡散して欲しい」と依頼された場合や、無断転載OKな著作権フリー作品の場合のみである。

 

 また、これは芸能人だけに限らず、ファンアートを描いている絵師さんの絵を本人以外の人が無断で自作発言したり、自分名義で拡散したり、自分のアイコンにすることもアウトです。

 

色々とうだうだ述べてきましたが、各界隈の作品利用のルールが存在し、本来はアウトなんだけれども、著作者が例外的にOKにしている行為が存在するかもしれません。しかし、そのような言及がないにもかかわらず、上記の記載にあるようなアウトの行為をしている心当たりがある場合は、改めていただきたいと私は思っています。