理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

トラウマは存在するのか、脳神経科学的な視点で述べてみた

どうも、理系です。

 

前回の記事で、脳みそが未来に生きている「心配性」の話をしたが、今回は、脳みそが過去にとらわれた「トラウマ」の話をしようと思う。

 

ここで、心理学を少しかじったことのある方であれば、アドラー心理学の「トラウマは存在しない」という言葉が頭に浮かぶと思う。

あ、アドラー心理学が気になった方はこの漫画で分かりやすく解説されているのでどうぞ。

yuk2.net

 

この「トラウマは存在しない」というワードをもっとわかりやすく説明すると「(今のままが楽だから)これから変わろうとする必要があることから目をそらしているのを、過去のせいにしているだけで、思い込みに過ぎない。今後どうするかに目を向けるのが大切だ。」ということである。

これは、トラウマから解放されるための認知のゆがみの除去には重要な考え方かもしれない。

だから、私はこの考えを全否定しない。治療するにあたって必要な考えだからである。

 

しかし、脳という臓器に着目した場合、本当にそうなのか、トラウマは幻想なのか、もし幻想であれば、実際には何も自分の脳みそに影響を与えていないはずである。

今、過去を悩んで脳に変化が起きて、囚われた考え方の脳回路が構築されているだけで、トラウマそのもので脳回路に影響は出ない。つまり、PTSDは幻想か、否。

 

幼少期のいじめや不適切な育児により脳が委縮するという記事は以前何本か書いている。

 

幼少期の家庭環境が子供の脳に与える影響↓

www.rikeidamono.com

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うつ病と不安障害の概説と脳の特徴↓

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 いじめ(サンクション)は本能的には快楽であるが、理性のブレーキにより行動に移さずに済んでいる。大脳皮質が未熟な子供たちは、理性のブレーキが利かないので、いじめはなくならない。↓

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 脳神経科学的な立場から言うと、いわゆるトラウマと呼ばれる経験は脳の回路そして、組織も変えてしまうくらいの衝撃を持っている。脳の回路が変われば、認知の癖も変わるから、認知のゆがみによりそのトラウマにとらわれてしまう。

特に、脳が成熟する前の段階である子供たちは、ダイレクトにトラウマの影響を受ける。しかも、最も影響を受けやすいのは理性をつかさどる大脳皮質である。

大脳皮質は最も成熟が遅いため、幼少期に虐待を受けた子供は、大脳皮質が未熟なまま大人になる。

上の記事で述べているように、大脳皮質が未熟なのは、理性のブレーキが弱い状態であるから、衝動的になりやすかったり、そういった思考により問題行為の原因になる可能性がある。

 

そういう意味では、トラウマは確かに存在し、その傷跡は脳にしっかり刻まれている(物理的に)。

 

しかし、トラウマに過剰にとらわれた人が認知行動療法を行うには、このような脳神経科学的な正論よりも、アドラー心理学のような考えの方が、脳の回路の適切な付け替えを助けてくれそうだと思う。

治療にあたっての心の持ちようとしてはアドラー心理学、精神疾患を気のせいとか自意識過剰と述べる人に対しては、脳神経科学的な知見によりトラウマを語るのが、説得力があるのではないかと考える。

 

そして、これで誤解してほしくないのが、トラウマによる神経回路のゆがみを取り除くことをできないわけではないと言うことである。もともと歪んでいないものがゆがむということは、脳回路には後天的変化を起こすポテンシャルがあるということである。

 

ただ、私は臨床の人間ではないので、脳神経科学的な病変についての知識はあれど、認知行動療法やカウンセリングの知識やスキルはないので、脳は後天的に変化できるのでトラウマは乗り越えられるポテンシャルはあることは言えるが、具体的なことは、その手のプロに任せたいと思う。

 

ちなみに、トラウマが脳に与える影響についての知見をまとめている動画があったのでどうぞ。

アドラー心理学についてもっと詳しいことが知りたい方はコチラ


 

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