理系だもの

コミュ障理系会社員兼バレエダンサーの日記。健康食品のガチすぎるレビューから、ニュースについての自分なりの意見を書いたりしています。ためになる記事も多分ある。理系だもの。好きなこと:バレエ・ダンス鑑賞・音楽を聴くこと(推しは奏音69さん)、嫌いなこと・人:フェミニスト・媚びること・ストレッチ

1万時間の法則の誤解 -努力は何%報われるか-

どうも、理系です。
夢のない話をする。

私が胡散臭さを感じるものの代表例として、
・サプリのCM
・簡単作業で〇〇万円
・非学術的な場における〇〇人の医師が薦めたという口上
があるが、自己啓発系の口上も、これらに匹敵するレベルで胡散臭さを感じる。

読者の皆様の中には私と同様に自己啓発系に胡散臭さを感じている人はいると思うが、おそらくこれは以下のことが原因ではないだろうか、
・目標は立派でも、戦略はすっからかんな残念な人がいる。
成功している自分のイメージはめちゃくちゃ強く持っているが、「そうなるために〇〇してます」みたいな事がない。人生の目標ではなく、成功イメージを持つこと(自己啓発セミナーに通うこと)がいつの間にか目標にすり替わっており、成功イメージを持つだけで人生の目標を達成した気になっている。そしてそういう自分に酔っている。

・極めて主観的であり、科学的根拠に乏しい
既報を無理やり曲解したり、でっち上げたり、それっぽいデータを作り上げて、いるが適切ではない。(後述する)

・自己啓発って言いたいだけだろお前…っていう痛いイキリがいる。
これは上2つを超簡潔にまとめたものである。要するに、中身が伴ってないのに、成功者みたくイキってるっていうことである。

今回は自己啓発でもそれ以外の場でもよく聞く「1万時間の法則」の誤解について、Deliberate practice and performance in music, games, sports, education and profession. という論文を参照しながら解説していく。

要するに物の上手下手に練習時間がどれくらいの割合で影響するかという話(=努力はどれくらいの割合で報われるか)を具体的数値でもって示そうじゃないかということである。

努力すれば報われる。努力は美徳、努力さえすれば成功する。がむしゃらに人より頑張れ。よく言っている人もいるんじゃないかな。

確かに練習(努力)時間はスキルにプラスの影響を与える。
しかし、練習時間によるスキルの影響は
ゲームで26%、音楽で21%、スポーツで18%、勉強で4%、専門技術で1%である。
※この調査では、被験者にプロとアマを混ぜているが、スキルを評価する評価者には誰がプロかアマかは分からなくしている。そのため、肩書による結果への影響はないと考えられ、信頼性が高い結果と考えられる。

この数値をどう解釈するかは人それぞれである。
しかし、ただ努力するだけでは高いスキルは手に入らないということは誰の目にも明らかな結果ではないだろうか。

そもそも、1万時間の法則そのものが、論文を曲解したもので、論文の著者から抗議を受けているような暴論なので…

何か目標を立てて頑張っている皆さんに水をさすような事を言ってしまったが、どうか努力以外の戦略についても目を向けて、是非とも成功を掴んでいただきたい。